紀行写真集


甲州道中 ぶらり徒歩の旅 9

行幸通り〜馬場先門



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江戸


行幸通り
行幸通り 休憩所(旧見張り所)

  皇居と東京駅を結ぶ行幸通りで一般人は通行できない。
写真前方は皇居外苑、皇居前広場である。反対側が東京駅の正面となっている。

  明治時代の宮城外苑整備、大正の帝都復興事業で新設された道路で、幅員は74mである。
皇室の公式行事の馬車列などに使用されている。
又、新任の外国大使の時には儀装馬車によって、東京駅貴賓室から宮殿南車寄せまでの約1.8kmの間を希望により送迎している。
車より馬車を希望する大使が多いとのこと。
世界的に見ても、馬車を使用している国はイギリス、スペインなど数ヶ国と少ないようだ。



馬場先濠

  馬場先濠の傍を通る快適な歩道が出来ている。
この濠は行幸通りと馬場先門橋の間にある濠である。

  馬場先門は、寛永6年(1629年)に造られた。
門名の由来は、この門の内側の馬場で、朝鮮使節の曲馬を上覧したことから
朝鮮馬場の名が生まれ、その先の門で「馬場先門」となったようだ。



馬場先門交差点

  馬場先門交差点である。この右が馬場先門があった処である。
日露戦争勝利の提灯行列が、この馬場先門に阻まれて大勢の死傷者が出たため、
明治39年(1906年)に撤去され、現在は石垣の一部だけ残されている。

  写真の建物は東商ホール(東京商工会議所)である。
壁面には2016年東京オリンピック招聘の大きな垂れ幕がかかっていた。
「日本だけができる、新しいオリンピック」と書かれてある。

  甲州道中は、このまま真っ直ぐ南進する。
次の交差点が日比谷交差点で、嘗て日比谷見附のあった処である。


(東京都千代田区丸の内)
0906/0908
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