紀行写真集


甲州道中 ぶらり徒歩の旅 46

府中市・八幡町〜宮町



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府中市


京王競馬線

八幡神社参道を横切っている京王競馬線。
前方は、府中競馬正面前駅である。

京王競馬線は、全長わずか900mの路線で、
京王線東府中駅と府中競馬正面前駅を結んている。

昭和30年に開業し、
競馬開催日でない平日は、この路線内で折り返し運転をしている。



府中宿新宿

八幡神社のある八幡町を過ぎると、大国魂神社のある宮町に入る。

かつての府中宿新宿のあったところで、
その面影は全くないが、この公園の名前が新宿公園となっている。

府中宿は、新宿、本町、番場宿の三宿あり、月の12日を本町、
残る日数を新宿と番場宿で分担していた。

府中は、武蔵国の中心地で、大化の改新の時国府が置かれ、
武蔵国分寺や、武蔵総社の大国魂神社があったところである。



馬場大門欅並木

馬場大門欅並木。

大圀魂神社の参道で、約150本の欅が
全長約500mの馬場大門に沿った並木道となっている。
馬場は、安政年間まで馬市が立っていたところである。

並木の起源は古く、平安中期の前九年の役(1051〜62年)の時、
源頼義、義家親子が奥州征伐の帰りに植えたのが始まりで、
その後家康が整備した。

なお、欅並木としては、唯一の国指定天然記念物となっている。



大国魂神社参道板碑群

旧甲州街道に面した大国魂神社の大鳥居を潜ると、右側に板碑が並んでいる。

日露戦役記念碑等で、この背後は府中ふるさと歴史館となっている。
参道を挟んで反対側には、忠魂碑、軍艦多摩戦没者慰霊がある。

軍艦多摩は、正しくは大日本帝国海軍の軽巡洋艦で
全長162m、排水量は5500トン、乗員450人。

1920年に進水し、1944年にルソン島北西で、
アメリカの潜水艦の魚雷攻撃で沈没、艦長以下全員が未帰還となった。



大国魂神社宝物殿

大国魂神社境内にある神楽殿と並んで建っている宝物殿。
校倉様式で、1階には8基の神輿と大太鼓が格納されている。

2階には、重要文化財の木造狛犬や
数々の神宝が展示されている。

高札や関流和算額、馬市制札、徳川家朱印状などもあった。

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歩行略図
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