紀行写真集


甲州道中 ぶらり徒歩の旅 53

国立市・谷保〜青柳



Hitosh



国立市


宝林山永福寺

国立市谷保、旧街道右側にある宝永山永福寺(ようふくじ)。
臨済宗建長寺派の寺院で、寛文年間(1661〜1673年)の開山だ。

境内には享楽3年(1718年)の地蔵尊と、
文化13年(1816年)に建立された馬頭観音像がある。



矢川

旧甲州街道は、この矢川に架かる矢川橋を渡る。

矢川は、立川市錦町の立川段丘崖下の湧水を源流とする小河川で、
甲州街道を横切り、府中用水の支流谷保用水に合流している。

この先には国立市が管理する公園「矢川いこいの広場」が出来ている。



五智如来

矢川橋の北側にある五智如来像。

江戸時代に八王子在住の越後の人、数人が、
この地(四軒在家)に移住してきて、
郷土で信仰していた五智如来を祀ったのが
始まりと伝えらえれている。

五智如来は、仏教で言う五種類の智
(大円鏡智、妙観察智、平等性智、成所作智、法界体性智)
を備えた仏像のことで、大日如来の別名とも言われている。

国立市登録有形文化財に指定されている。



矢川稲荷大明神

矢川稲荷大明神。

矢川地区の鎮守で、矢川の名は、江戸時代以前よりあり、
古くは谷川とも記されていた。

流れが速く、弓から放たれた矢のような川とのことから、
矢川となったようだ。



元青柳村常夜灯

江戸時代、村を火難から守るために、
火伏の神を祀った秋葉神社の常夜灯を、各村の油屋近辺に建てたもので、
「秋葉燈」とも呼ばれていた。

この常夜灯には、東側に「榛名大権現」、北側には「正一位稲荷大明神」、
南側に「完成11年9月施主村中」と刻まれてある。

1009/1701

写真が一部表示されない場合は、「ページの更新」(F5キー)又は「画像の表示」(右クリック)を行うと表示されます


前へ 目次 次へ


歩行略図
東府中駅〜府中〜谷保〜日野橋




街道写真紀行


悠々人の日本写真紀行

TOP 北海道 東 北 関 東 中 部 近 畿 中国四国 九州他

Hitosh


inserted by FC2 system