紀行写真集


甲州道中 ぶらり徒歩の旅 25

渋谷・笹塚〜世田谷・代田橋駅



Hitosh



渋谷

笹塚駅前
  京王線笹塚駅前の笹塚ボウル前である。内藤新宿より丁度1里の距離で、甲州道中の両側に一里塚があった処である。
  一里塚が笹薮で覆われていたことから、この辺の地名が幡ヶ谷村・笹塚と名付けられた。    


世田谷

環七通り・大原交差点

渋谷区から世田谷区に入ると、目の前に大渋滞で有名な環状7号線の大原交差点である。
右が環七の池袋方面で、写真右奥に写っているのは水道道路の泉南交差点である。

水道道路は、玉川上水の新水路跡で、暗渠化され都道431号線角筈和泉町線となっている。

大原交差点は、都内の一般道路では最も交通量の多い交差点として知られている。
甲州街道、環七の合計で、平日昼間12時間で10万台を越えているというから凄まじい。


玉川上水
  環七を越えると、かつての玉川上水を渡る。殆どが暗渠化されているので、露出されている珍しい遺構となっている。
  この玉川上水に掛かっていた橋が代田橋であった。
  伝説の巨人「ダイダラボッチ(大太法師)」の足跡と言われる窪地「代田」にあった橋から、「代田橋」と命名されたようだ。一寸法師の反対の意味で、小人に対する大人(おおひと)のことである。(柳田国男「ダイダラ坊の足跡」)
沖縄タウン
  街道右側(杉並区和泉)に沖縄タウン。「沖縄タウン和泉明店街」と書かれた横断幕が未だ新しかった。
  寂れた商店街を活性化させるために、沖縄タウン化計画を立て、街を再生させようとの試みとのこと。  

杉並区には、「沖縄学の父」と呼ばれる伊波普猷(いはふゆう)が住んでいた。
また都内23区内では沖縄関係の在住者が多く、沖縄料理の店が多いこともあり、
町おこしのテーマを沖縄にして、平成17年より取り組んでいるとのこと。
現在、加盟店は74店舗となっている。

名店街ではなく明店街となっているのが、奥床しい。



代田橋駅前通り

街道左側の京王線代田橋駅北口前通りである。小さな商店街となっている。

甲州街道の左側は世田谷区大原で、代田橋駅は大原2丁目にある。
駅のホームは地上であるが、地形の関係(傾斜地)で駅舎は地下となっている。

この地域は、元は東京府荏原郡代田村の一部であったが、世田谷村への合併、
東京市編入の過程で、代田から分離され現在の大原となった様だ。


(東京都渋谷区笹塚、杉並区和泉、世田谷区大原)
0909/0911
写真が一部表示されない場合は、「ページの更新」(F5キー)又は「画像の表示」(右クリック)を行うと表示されます

前へ 目次 次へ


歩行略図
JR新宿駅南口〜下高井戸




街道写真紀行


悠々人の日本写真紀行

TOP 北海道 東 北 関 東 中 部 近 畿 中国四国 九州他

Hitosh


inserted by FC2 system