紀行写真集


甲州道中 ぶらり徒歩の旅 27

杉並・和泉〜永福



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杉並

和泉・並木通り
  京王井の頭線の陸橋を渡ると右側は明治大学の和泉キャンパスとなる。文科系の1、2年生がここで学んでいる。
  此の辺から、右側が緑の多い道筋となっている。


築地本願寺・和田堀廟所
築地本願寺和田堀廟所
  明治大学に隣接して、築地本願寺和田堀廟所がある。大正12年の関東大震災後に、陸軍省火薬庫跡の払い下げを受け、ここに移転したものだ。  

和田堀廟所は、1万2千坪の広大な敷地で、樋口一葉や、九条武子、中村汀女、海音寺潮五郎、
古賀政男、服部良一、水谷八重子等の著名人の墓があることで知られている。

この地は、甲州街道と玉川上水が側を並行して走り、廟所を挟んで北側(写真上方)を
神田川が流れている。
かつては和田堀と呼ばれていたところである。

神田川は、東京都三鷹市の井の頭公園の井の頭池を源流とする川で、
両国橋脇で隅田川に合流している川だ。

江戸時代は、神田上水として江戸の水道として利用されていた川である。
フォークグループのかぐや姫の「神田川」が大ヒットしたことで、有名になった川だ。


玉川上水永泉寺緑地
  玉川上水が暗渠化されその上が、緑地となっている。説明板によると、杉並区立玉川上水永泉寺緑地となっている。
  ここから、順番に玉川上水第三公園、玉川上水第二公園と並んでおり、その全長は2千mもある。
  ここにトイレがあるのは有難かった。なお、永泉寺は、江戸時代永福寺の末寺であったが、明治になって永昌寺と合併し消滅し、地名のみが残されている。

善照寺

玉川上水永泉寺緑地の北側の通りは、寺が集中して並んでいるところである。
前述の永昌寺や写真の善照寺を含め手元の地図で9つの寺があるところだ。

写真の善照寺は浄土真宗本願寺派の寺で、もと築地本願寺の寺中寺であった。
相州小田原で開創し、天正18年(1590年)、秀吉の小田原攻めの時に罹災し、
江戸に移転した。
その後、築地本願寺の子院となったが、大正13年の関東大震災で全焼し、
区画整理の一環として、昭和3年にこの地に移転した寺である。


(東京都杉並区和泉、永福)
0909/0911
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