紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 554
三戸町目時・蓑ヶ坂〜駕籠立場
Hitosh
蓑ヶ坂頂上/旧街道 |
蓑ヶ坂の頂上だ。 道が悪く、やっと辿り着いたという感じであった。 右の階段を上ると、駕籠立場見晴台のあるところだ。 |
駕籠立場、見晴台 |
景勝地 駕籠立場の標識。 この辺の土地の所有者は二戸市舌崎 近藤藤吉郎氏と書かれてあった。 江戸時代、街道を通る旅人、駕籠、馬などが足をとめ休息するところを立場と称したが、 ここは特に「カゴタテバ(駕籠立場)」と呼ばれていた。 険しい坂道として有名な蓑ヶ坂を登りつめると、 眼科に大きく舌状にカーブする馬淵川の光景がパノラマのように展開する。 旅人は必ず一息入れたい場所で、吉兵衛茶屋が一軒あった。 昔、蓑ヶ坂に大蛇が蓑に化けて出て、旅人を悩ましていたが、 玉山兵庫がこれを退治したという伝説もある由。 |
駕籠立場より馬淵川 |
駕籠立場の見晴台から東側(上流側)馬淵川を見た写真である。 馬淵川が大きく蛇行しているところで、下の集落は二戸市舌崎地区である。 |
駕籠立場より名久井岳 |
同じく駕籠立場見晴台から左側(馬淵川下流側)を見た写真である。 馬淵川が大きく右にカーブしているところで、 この辺の地名が「舌の先=舌崎」となっているのが手に取るように分かるところだ。 背後の山は、霊峰・名久井岳(615m)である。 |
明治天皇記念碑 |
駕籠立場見晴台の下に、明治天皇記念碑が2基、建立されている。 明治9年と14年の東北巡幸の際、ここで休憩されたとのことだ。 三戸町教育委員会が建てた、駕籠立場についての詳しい説明板があった。 |
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