紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 560
三戸町三戸宿・八日町〜二日町


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三戸町


八日町十字路

三戸宿の八日町を進むと、十字路となる。
ここで、宿場(旧街道)は枡形となっており左折である。

直進は三戸城(現城山公園)、名久井岳方面だ。

この十字路を左折すると、三戸宿の八日町から二日町となる。


多門天
  二日町に入ると、三戸城のある城山公園の麓に多聞天がある。
  多門天は、仏神の四天王(持国天、増長天、広目天)の一尊で、北方を守る武神(守護神)のようだ。
秋葉神社
  続いて、右側に秋葉神社があった。火難除けの神様で、この辺でも秋葉講が結成されていたようだ。


三戸城跡と熊原川

三戸宿の二日町を抜けると、熊原川の畔に出る。

右の小高い丘(正しくは、熊原川と馬淵川の浸食によって形成された河岸段丘)は、
三戸城のあったところだ。

西から北側にかけて城を囲むように馬淵川支流の熊原川が流れ、
城の東側を馬淵川が流れ、二つの川は城の北東部で合流している。

三戸城は馬淵川とこの熊原川に囲まれた堅固な山城であった。

熊原川は青森県と岩手県、秋田県の県境の
四角岳(1003m)北麓を源流とする川だ。



黄金橋/熊原川

二日町から熊原川に架かる黄金橋を渡ると、三戸宿六日町に入る。

黄金橋は、擬宝珠で飾られた由緒ある橋だ。

南部藩12代の南部政行が詠進した和歌が天皇の御心に叶い、
恩賞として従四位下に叙され、「松風の硯」を賜り、
朱の弓百張行列に加えることを許された。
そして、京都加茂川の橋を模した橋を城下に掛けることも許されたため、
ここに擬宝珠で飾った都会風の橋を掛けた。

これが黄金橋の謂れとのことだ。


(三戸町 八日町 二日町)
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歩行略図
三戸宿〜三戸駅〜南部町



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