紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 595
十和田市藤島・妻ノ神〜藤島
Hitosh
八甲田山 |
十和田市の伝法寺上ミ沢(かみさわ)から藤島地区に入る。 藤島は旧奥州街道97番目の宿場、藤島宿(半宿)のあるところだ。 左側に雪を被った八甲田山(1584m)が良く見えるところである。 |
藤島、旧街道 |
伝法寺から続く尾根道を下って行くと、正面が明るくなり、 藤島の集落に入る。 |
県道145号線合流点 |
正面が開け、前方に国道4合線が見えてきた。 今日は、朝旅館を出発してから、コンビニや店が一軒も無く、 昼食をどうしょうかと心配していたので、左端にラーメン屋の看板がありほっとした。 旧街道歩きでは、食事やトイレはいつも苦労する。 最近は、非常食を必ず持参しているが、それでもやはりまともな昼食を食べたくなる。 ラーメン屋に熊は出ませんでしたかと聞かれ、驚いた。 そう言えば、どこで熊に遭遇してもおかしくない道程であった。 |
庚申塔 |
旧街道と県道145号線(戸来十和田線、右側の道)の合流点には、 古い庚申塔が建っていた。 文政10年(1827年)に建立された大きな庚申塔で、 裏面には「右四和道一里四丁」と刻まれてあった。 この四和は、明治22年に、上北郡米田村、伝法寺村、滝沢村、大不動村が 合併して出来た村で、三本木市(現十和田市)に編入され消滅した村だ。 と言う事は、裏面の文字は、明治以降に古くからある庚申塔に 新たに刻まれたことになる。 |
藤島宿入口 |
国道4号線に合流して、暫く北に進むと、右手に細い道がある。 この道が旧街道で、前方の集落が、旧奥州街道97番目の宿場・藤島宿だ。 前述の伝法寺宿と、継立業務を半月交代で行なった宿場(半宿)である。 |
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