紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 642
平内町沼館〜沼館尻


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平内町

青森少年院

夜越山の北側にある青森少年刑務所。

主に東北6県の各家庭裁判所で
中等及び特別少年院の送致決定を受けた16歳以上の少年を収容していたが、
少子化に伴う入院者の減少や施設の老朽化が要因で
平成25年3月にクローズされた。



県道9号線分岐

旧街道と県道9号線の分岐だ。
県道9号線(夏泊公園線)は、この夏泊半島を一周する県道だ。

「右 大島 椿山、直進 平内町役所」と標識に書かれてある。
手前に、小湊ハクチョウ渡来地 0.5kmとの標識があった。

大島は、夏泊半島の先端にある島で、
夏泊崎の先端から橋が掛けられていて、歩いて行ける。
島の先端には灯台が設けられている。

椿山は前述したが、夏泊半島の北端のツバキ自生北限地帯で、
国の天然記念物に指定されているところだ(椿山神社境内)。



小湊、旧街道

平内町沼館から小湊地区に入る。
小湊は、旧奥州街道101番目の宿場小湊宿のあったところだ。

「四季が彩る青森路」と街路灯に書かれてあった。



小湊神明宮

右側に小湊神明宮がある。
かつての村社で、この辺が小湊宿の入口付近であったのだろう。

慶長年間(1596〜1615年)、
副館城(平内城)主七戸隼人が浜子村(現平内町浜子)に建立したのが始まりとか。

詳細は不明だが福館城は、小阿仁川の左岸の丘陵地に築かれた平山城のようだ。



神明宮拝殿

鳥居を潜って参道を向かうと、正面に神明宮の拝殿がある。

寛永8年(1631年)に藩命により浜子村よりここに遷座し、
付近一帯の鎮守となった。

貞享2年(1685年)、小湊村の庄屋泉屋彦兵衛により社殿新築。
その後、宝永5年(1776年)、嘉永6年(1853年)等、再建され今に至っている。

なお、この神社の地名は平内町小湊字前萢(まえやち)だが、
この地名は読めなかった。

漢語辞典で調べると、「萢」は、沼沢地、湿地、谷地(やち)を意味する漢字であった。


(平内町 沼館字沼館尻 小湊字新道 字前萢
1206/1405

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平内町〜狩場沢駅〜清水川〜小湊宿



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