紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 682
青森市油川・大浜〜浪岸
Hitosh
青森市 |
西田酒造店 |
油川宿のほぼ中央にある銘酒「田酒(でんしゅ)」、 「喜久泉(きくいずみ)」で知られた西田酒造店。 金文字で書かれた、「喜久泉」が誇らしげであった。 明治11年の創業以来の「喜久泉」は、 幾久しく喜びが続くようにとの願いを込めてのネーミングとか。 そして、「田酒」は、酒の元となっている米がとれる田圃の意味で、 米の旨みが生きる純米酒とのことだ。 旧街道歩きでの楽しみの一つは、旅館で飲む地酒である。 |
羽州街道追分 |
西田酒造店の北のかどは、かつての羽州街道と松前街道の追分で、 「羽州街道 松前街道 合流之地」と刻まれた石碑が建っていた。 説明板によると、ここが羽州街道の終点であり松前街道の起点であった。 かつてはここに制札場があったという。 高札ではなく、制札と書いてあるので、気になり調べてみた。 古代から明治時代初期にかけて行われた法令(一般法、基本法)を 板面に記して往来に掲示して、民衆に知らせる方法が「高札」であった。 そして、特定の相手や事柄を対象として制定された法令(特別法)を記した 同様の掲示を「制札」と区別していたようだ。 |
油川橋上流側 |
羽州街道との追分を過ぎると、小さな堀に架かる油川橋を渡る。 前方の建物は、かもめディサービスセンターである。 |
五所川原分岐 |
青森五所川原線(県道26号線)分岐。 左折すると、五所川原、野木和公園と書いてある。 県道26号線は、 「津軽あすなろライン」と愛称がついている津軽半島横断道路だ。 野木和公園は灌漑用の人造湖・野木和湖を中心とした都市公園(総合公園)。 青森市立の公園で、青森市羽白野木和にある公園である。 |
油川駅入口 |
ここで、左折したところに、JR東日本鉄道津軽線の油川駅がある。 津軽線は、青森駅と三厩駅を結ぶ路線で、 現在は本州と北海道を結ぶ津軽海峡線の一部を構成している。 駅舎の地名は青森市大字羽白字沢田となっている。 開業は昭和26年で、青森駅より6.0km(東京より745.2km)の駅である。 |
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