紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 698
外ヶ浜町・蟹田〜106蟹田宿


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外ヶ浜町蟹田、旧奥州街道

蓬田村から外ヶ浜町蟹田(かにた)に入る。
外ヶ浜町は、平成17年に、蟹田町、平舘村、三厩村が合併して誕生した町だ。

旧奥州街道の終点・三厩宿のあった三厩村の地名が出てきた。
いよいよ、長かった旧奥州街道の徒歩の旅も先が見えてきた感じである。

旧蟹田町に入ると、左側にJR津軽線の蟹田駅がある。
写真は、その入口である。



風の広場・ウェル蟹

蟹田駅に向かい左折すると、左側に風の広場がある。

風の広場の「風」は、
太宰治の「津軽」に記されている「蟹田ってのは、風の町だね」からきている。

正面の建物は、蟹田駅前市場「ウェル蟹」である。

旧三厩村のスキー場に建っていた山小屋を移築したもので、
「ようこそ(ウェルカム)外ヶ浜町蟹田」という、
来訪者を歓迎する気持ちからのネーミングとのことだ。

店内には、地元産の農水産物が展示・販売され、食堂も併設されている。

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蟹田駅前広場・休憩所

風の広場にある蟹田駅前休憩所と観音像。
休憩所の入口には「観光カニマス駅長室」と書かれてあった。
観光カニスマ駅長の名前は津軽蟹夫だ。

陸奥湾の毛ガニと言われる「トゲクリガニ」が、
観光駅長に就任して、水槽の駅長室で、元気にハサミを振りかざす姿が人気とか。

カニスマはこのトゲクリガニに因むネーミングのようだ。



JR津軽線、蟹田駅


JR津軽線、津軽海峡線の蟹田駅舎である。
写真左手灯台の形をした時計台がユニークだ。

蟹田駅は、昭和26年開業で、
東京より766.2km(青森駅より27km)の駅だ。

津軽線と津軽海峡線の実質的な分岐点で、
すべての特急(白鳥、スーパー白鳥等)が停車する。

なお、正しくは次の津軽線の「中小国駅」が分岐点であるが、
海峡線はすべて停車せず通過駅となっている。



106蟹田宿

旧街道(国道280号線、松前街道)に復帰する。

蟹田郵便局のあるところで、この辺が蟹田宿の中心であったようだ。
この先のバス停留所の名前も「蟹田・中町」となっている。

藩政時代の蟹田は、上磯地方の中心地で、
蟹田湊は代表的な木材積出港であった。

ここに集められたヒバは、廻船で、江戸や大坂、北陸に送られ、
その重要性から、津軽藩の蟹田奉行所が置かれた。

その跡地や、今の蟹田町商工会館一帯に当たる由。


(外ヶ浜町 蟹田・丑ヶ沢 田ノ沢 蟹田)
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外ヶ浜町・蟹田〜蟹田駅〜蟹田宿〜石浜〜平舘



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