紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 712
外ヶ浜町平舘野田〜根岸


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平舘野田、玉川上流

野田天満宮の北側を流れている玉川の上流側である。

玉川は鳴川岳(658m)の東麓、さい沼付近を源流とする川で、
ここで陸奥湾に流入している。
水が綺麗で、磁器のような光沢の石が採れることで知られていた。

新古今和歌集、能因法師
「夕されば 潮風にして 陸奥の玉河 千鳥なくなり」 

順徳天皇
「陸奥の野田の 玉川見わたせば しほ風越して 氷る月影」

と詠まれた所という説がある。
しかし定説は、ここではなく、
いずれも塩竈市の野田の玉川となっているようだ。

なお、玉川の源流付近のさい沼は、山間の中に佇む神秘な沼で、
モリアオガエル、ハコネサンショウウオ、
クロサンショウウオなどの自然動物が生息し、
野生動物保護地区に制定されているとのことだ。



平舘野田、林道玉川分岐

旧平舘村の野田玉川の集落に入る。

ここで林道玉川線を左折すると、
現国道280号線(松前街道)野田バイパスに合流する。

旧街道は直進である。



平舘、根岸小川集落

旧平舘村の野田から根岸小川地区に入る。
ところどころ、旧街道沿いに大きな名残の松が残されてあった。



平舘根岸、電波塔

旧平舘村の根岸、旧街道右側に未だ新しい電波塔が建っていた。
携帯電話の基地局であろうか。

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平舘、根岸湯ノ沢

旧平舘村の根岸湯の沢地区に入ると、
旧街道左側に青森農業組合(JA青森)の平舘支店がある。

その先左側には陸奥平舘郵便局のあるところだ。
この辺が、旧奥州街道107番目の宿場に当たる平舘宿の
入口付近であったのであろうか。

この先左側に旧平舘村役場(現、外ヶ浜町平舘支所)があり、
平舘小学校がある。


(外ヶ浜町平舘 野田 根岸)
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外ヶ浜町平舘・舟岡〜今津〜平舘宿



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