紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 720
今別町境〜鬼泊


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今別町奥平部、津軽海峡

外ヶ浜町の旧平舘村から、今別町に入ると右側が大きく開け、
津軽海峡の先には北海道渡島半島が横たわっている。

今別町は、津軽半島北部、津軽海峡に面した町で、
昭和30年に今別村と一本木村が合併して出来た町である。



今別、岩屋観音入口

街道を進むと、右側に岩屋観音入口の標識があった。

右の急な狭い階段を下りていく。



今別岩屋観音

階段を下りていくと、絶壁のところに岩屋観音の鳥居がある。
津軽三十三観音の二十一番札所として知られたところだ。

今は立派な国道が出来ているが、
旧奥州街道は、
海の荒れた日は通行できないほどの、崖沿いの狭い道であった。



今別、奥平部岩屋観音堂

海岸崖の自然にできた洞窟に、観音堂が安置されてある。

この岩屋観音の草創は定かではないが、貞享3年(1689年)には、
天然の岩洞に小さな祠が建てられ、
観世音菩薩が安置されていると記されてある。

天明6年(1786年)頃の凶作が続いた頃には、
津軽霊場三十三観音の二十一番札所として広く知られていたようだ。



今別、鬼泊トンネル

岩屋観音より街道に復帰して、暫く進むと、
前方に鬼泊(おにだまり)トンネルがある。
このトンネルの手前に、鬼泊川のあるところだ。

旧街道は、普通はこの山の上(峠)を通るのであるが、
旧奥州街道はこのトンネルの右側(海側)の崖沿いに、
崖を穿った細い道があったようだ。


(今別町・奥平部)
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