紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 734
今別町・108今別宿


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今別町、JR今別駅入口

今別川に架かる今別橋を渡るとY字路となっている。

左の今別川沿いの道を行くと、
650mほどで、JR今別駅に着く。

今別駅は、昭和33年に開業した駅だ。
旧街道は正面の道である。



108今別宿入口

この辺が、旧奥州街道108番目の宿場にあたる、今別宿の入口付近だ。
右側の建物は、今別郵便局である。

ここの地名は、今別町大字今別字今別となっており、
まさに今別町の中心部となっている。



今別宿中心部

今別宿の旧街道を進むと、左側に今別役場があり、
その入口に大きな看板がある。

左は、近く開業する北海道新幹線の「奥津軽いまべつ」駅のイメージ図だ。
そして、右側は今別町の詳細な案内図となっている。

今別宿は、北前船の寄港地であり、木材の積出港で、
蝦夷地と行き来する拠点の一つでもあった。

そのため、津軽藩の町奉行所や御山奉行所も置かれていた。

なお、今別町の花は菊で、鳥はかもめ、そして木はヒバと指定されている。



今別町、今別ホテル

今別宿の中心部には写真の今別ホテルや、小山内旅館、民宿がある。

今でも元宿場らしい面影を感じさせる家並みであった。



今別町 本覚寺入口

今別宿を進むと、左側に本覚寺がある。

今別は昆布が有名である。
良質のだし昆布で、「今別昆布」と呼ばれている。

この本覚寺の五代目貞伝上人が、
漁獲の不安定に苦しむ漁師たちの生活を案じ、
読経と共に海に紙片を撒いたところ、
これが昆布になったという伝説が残されているところだ。

本覚寺境内には、貞伝上人が
享保12年(1727年)に建てた高さ3mもある青銅製塔婆がある。

全国でも珍しい大きな青銅製塔婆で、青森県の指定文化財となっている。


(今別町 今別)
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歩行略図
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