紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 745
外ヶ浜町三厩龍浜・帯島


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三厩龍浜、帯島

昨夜、旧奥州街道徒歩の旅の最後の旅館で疲れを癒した後、
津軽半島先端の龍飛崎に向かう。

写真は、龍飛崎の先端にある帯島だ。
住所は、外ヶ浜町三厩龍浜となる。

最高標高は37mで、テレビ中継局や、
写真左側の赤い社の弁天神社、
右側には海鮮料理店・民宿兼営の津軽海峡亭がある。

義経がここで帯を締めなおして、北海道に渡ったとの伝説より、
帯島(おびしま)と呼ばれるようになった。



三厩龍浜・帯島入口

帯島は、以前は岬と50mほど離れた島であったが、
昭和35年の龍飛漁港の整備で、
本土と防波堤で繋がり、車で行けるようになっている。



三厩、龍飛漁港

龍飛崎先端の龍飛漁港。
背後が龍飛集落である。

津軽海峡の龍飛先沖は、寒流と暖流がぶつかり合い、
餌も豊富なことから好漁場となっており、高品質のマグロも回遊している。

このマグロの一本釣りや、定置網漁、刺網漁で知られたところだ。

津軽海峡の荒波で鍛えられた昆布、若生昆布、海峡ワカメ、
岩モズク、つるつるワカメ等も名産となっている。

また、龍飛漁港は釣りの名所としても知られている。
津軽海峡に面し、回遊系の魚種が豊富で、
防波堤先端付近は、ホッケ、スズキ、イナダ、イカなどが釣れるという。

港内ではアジ、サヨリ、カレイ、アイナメ、
帯島では磯釣りとなっている。



三厩龍浜、大宰碑公園

龍飛崎先端の太宰碑公園。

太宰治文学碑には、小説「津軽」の一節

「ここは、本州の袋小路だ。
諸君も銘肌せよ。
諸君が北に向かって歩いている時、その路をどこまでも、さかのぼり、
さかのぼり行けば、必ずこの外ヶ浜街道に到り、
路がいよいよ狭くなり、さらにさかのぼれば、
すぽりとこの鶏小舎に似た不思議な世界に落ち込み、
そこに於いて諸君の路は全く尽きるのである」

と刻まれている。



国道399号階段国道入口

三厩龍浜集落の中に、階段国道339号入口がある。

路面が朱に塗られているからわかるが、国道にはとても見えない。


(外ヶ浜町三厩 龍浜 )
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