紀行写真集


旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 35

白河・中町〜大手町



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白河城下町

白河・中町

愛宕町を過ぎて、枡形を経ると中町に入る。丁度下の古地図の現在地のところである。

旧奥州街道に沿った愛宕町、中町、かつての宿場の中心地で本陣のあった本町、
そして横町、田町が「白河城下の通り5町」と呼ばれていた。

中町はその5町の一つである。
洒落た街路灯には「歴史の町 白河 中町」と書かれた幟が翻っていた。



白河城下町

中町に入ると左側に、白川城下町の案内と古地図が載った大きな案内板があった。
上写真は文化5年(1808年)の白河城下町絵図である(白河市歴史民族資料館)

朱書き部分の左下が前の宿場・白坂方面で、右上が次の宿場・根田方面である。
上部の城郭は小峰城で、その上を流れている川が阿武隈川だ。
下を蛇行しながら横に流れている川が谷津田川である。

白河城下町は阿武隈川と谷津田川に挟まれた段丘に造られた町で、
今でも往時の町割が、奥州街道を中心に良く残されている。

説明板によると、寛文年間(1661〜1673年)の白河城下の町人は7千5百人余りで、
武家人口と合わせ、城下の総人口は1万5千人程であった。
福島県下では、会津若松城下に次ぐ規模であった。


白河市役所
  右側に白河市役所がある。昭和24年、白河町と大沼村が合併し、白河市が誕生した。その後白坂村、小田川(こたがわ)村、五箇(ごか)村、表郷村、大信村、東村等を編入し現在に到っている。
  なお、白河の市の花は「ウメ」で、市の木は「アカマツ」、そして市の鳥は「ウグイス」とのこと。
JR白河駅
  左側にJR東北本線の白河駅がある。背後の小高い丘は小峰城である。
  白河駅は明治20年7月16日の開業であるが、同年8月19日の皆既日食に間に合わせて、突貫工事で開業したとの経緯あるそうだ。
  なお、新幹線は隣の駅「新白河」である。


大手町・枡形

さらに進むと丁字路となっている。この信号を右折し、すぐまた左折の旧宿場特有の
枡形になっている。
この枡形を抜けると本町で、かつては白河の宿場の中心であったところだ。

この道の右側が大工町で、左側が大手町である。
今回はここで左に曲がり、大手町より大嶺城に向かう。


(福島県白河市中町、大手町)
0905/0909
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歩行略図
JR白坂駅〜白河・女石追分



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