紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 37
27白河宿
Hitosh
本町・枡形 |
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小峰城址より、大手町に戻り、旧奥州街道に復帰する。 写真は大手町から本町にある枡形である。道がクランク型になっているところだ。 ここを左折すると、本町に入る。 |
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27白河宿/本町 |
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白河市本町は、かつての旧奥州街道27番目の宿場・白河宿の中心で、 ここに本陣と脇本陣があった。 白河宿は、幕府道中奉行の管轄下であった奥州道中最終の宿駅で、 本陣1、脇本陣2、旅籠35軒であった。 |
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白河宿本陣跡 |
街道右側に本陣芳賀家跡がある。 現在のワタナベ薬局の隣の堀川印刷所である。 説明によると、芳賀左衛門家が本陣を代々務めていた。 明治9年、明治天皇の第1回目の東北巡幸の際に、ここで休憩されたようだ。 本陣芳賀家の表間口は当時16間(約30m)であった。 この先右側に旧旅籠の村上屋があった。 |
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勘工場建物跡 |
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左側の加藤せともの店付近が、脇本陣柳屋があったところという。 写真中央に説明板があったので読んでみると、「勧工場建物跡」と書かれてあった。 現在の加藤せともの店とにこにこ屋である。 明治10年、東京上野で第1回内国博覧会が開催され、陳列所で売れ残った出品物を販売した。この陳列館が「勘工場(かんこうば)」と呼ばれ、全国で流行していた。 写真の建物は明治末に建てられた「小槌屋商会」跡で、 白河における初めての百貨店の建物であった。 一部改修されているが当時の原型を良く留めているとのこと。 |
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