紀行写真集


旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 41

白河市大字萱根・大清水〜鎮守前



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白河・萱根

大清水
大清水上水道記念碑と馬頭観世音
  「名物・手打ちそば大清水」(大清水食堂)の店の先に、大清水上水道記念碑(写真の左端)があった。ここが、大清水の地名の謂れの清水跡であろうか。
  なお、この店は文字通り手打ちの太目の蕎麦で、地元の人の人気店とか。また、左写真右端の石仏は馬頭観世音であった。  
庭渡太神宮古道標
  そして、店の横には、「庭渡太神宮道十八丁」と刻まれた古道標があった。1丁は60間(約109m)であるから、約2.0kmの距離である。
  崩し字で書かれた道標は、最初「鹿島太神宮」かと思ったが、近くに庭渡(にわたり)神社があるので、多分「庭渡」であろう。
  しかし、「古文書解読事典」や「字体辞典」等で調べてみたが、どう見ても「庭渡」とは判読できなかった。


庭渡神社

やがて鎮守前地区に入ると、旧街道右側山麓に庭渡神社があった。

鶏の神、にわたり神社である。福島県や山形、宮城県を中心に、100社以上あるという。
但し、書き方は様々で、この庭渡の他、二渡、荷渡、二羽渡、仁和多利、新渡、他とある。

この「にわたり」は鶏(にわとり)から来た様で、いろいろ謂れがあるが、
不吉を予言する神で、村の守り神としている例が多いようである。



萱根・鎮守前

庭渡神社を過ぎると、右側の視界が広がる。鎮守前地区である。

写真左端に高橋川が手前から前方に流れ、その流れに沿って町並みが発達している。
これが、旧奥州街道28番目の宿場・根田(ねだ)宿である。

写真前方は高橋川下流方向で、JR東北本線の久田野(くたの)駅方面である。
高橋川はその久田野の先で、阿武隈川に流入している。


(福島県白河市大字萱根・大清水、鎮守前)
0905/0910
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