紀行写真集


旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 45

白河市・29小田川宿



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小田川


小田川宿入口

国道4号線(現奥州街道)は右側の切り通しとなっている。
旧街道は左側の細い道である。

旧街道に入ると、すぐ左側に小野薬師堂がある。
この辺が、かつての小田川(こたがわ)宿の入口であった。

小野薬師堂
  小野薬師堂は、大同年間(806〜810年)の創建と伝えられている。
  小野小町が、故郷の秋田に帰るときに、小田川宿付近で、病にかかり床に伏せってしまった。白山寺の薬師如来に病が治るように祈願したところ、病が癒え、無地故郷に帰ることが出来た。  
小田川石碑群
  その小野小町に因み、いつの頃からか小野薬師堂と呼ばれるようになったとか。
  なお、白山寺は、明治初期の廃仏毀釈で廃寺となっている。
  小野薬師堂の境内には戊辰の役戦死者供養塔や明和5年(1768年)の二十三夜塔、大きな庚申塔等の古碑石仏が集められていた。


小田川宿町並

旧奥州街道29番目の宿場・小田川宿の中心付近である。
天領であった為か、間口が広く、立派な屋敷が並び壮観であった。

この辺は、かつては小田ノ里とも呼ばれたいたところだ。
白河藩領であったが、その後榊原領となり、文政3年(1820年)以降は天領となった。

本陣、脇本陣は無く、宿場中央の庄屋が問屋を務めていた由。


寶積院
  そして、街道右手に寶(宝)積院(ほうしゃくいん)がある。14世紀中頃の開山と伝えられている古刹である。
  参勤交代の際、米沢藩主の上杉氏が休息所としていた様だ。  

(福島県白河市泉田小田川)
0905/0910
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歩行略図
白河・女石追分〜28根田宿〜29小田川宿〜30太田川宿〜JR泉崎駅




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