紀行写真集


旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 46

小田川・泉川〜泉崎・夫婦坂



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白河・小田川


小田川・泉川
馬橋
  上の写真は、泉川に架かる馬橋より下流を見た写真である。この川が小田川宿の出口であった。
  泉川は、この先の隣村である西白河郡中島村で、阿武隈川に流入している。 


旧街道

泉川に架かる馬橋を渡ると、かつての面影を残す、長閑な旧街道となる。
車も殆ど通らず、実に快適な道である。

この先で、長かった白河市から泉崎村へと入る。
その境界の左側に、武光地蔵と呼ばれる赤い頭巾と涎掛け(前掛けとも)を付けた
身の丈2m以上の大きな地蔵尊があった。


泉崎・太田川

武光地蔵
  居合い抜きの達人として、知られた伊達藩の侍が、江戸に向かう途中、妖しい女の影が現れ、咄嗟に一刀のもと切り捨てた。江戸からの帰り、再びここを通ると、道端に二つに切断された石地蔵が転がっていた。
  村人は、首を元のように修復し、この地蔵を切りつけた刀銘が「武光」であったので、武光地蔵と呼ばれる様になったとか。  

江戸時代、この地を訪れた井原西鶴が、夜毎に火焔を出し恐れられていたのを、
飛脚が袈裟懸けに切ると、何事もなくなったとの伝承を記録しているという。

そのためか、首切り地蔵、化け地蔵とも呼ばれていた様だ。



夫婦坂、太田川宿入口

武光地蔵の前を通り、夫婦坂を下って行くと、
正面に奥州街道30番目の宿場・太田川宿の家並みが視界に入ってきた。

この坂名は、上り坂と下り坂が峠で向き合っているから、夫婦坂と言うのであろうか。
調べてみたが、解らなかった。


(福島県白河市大字泉田字小田川、西白河郡泉崎村大字太田川)
0905/0910
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歩行略図
白河・女石追分〜28根田宿〜29小田川宿〜30太田川宿〜JR泉崎駅




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