紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 53
矢吹町大和内・32大和久宿
Hitosh
32大和久宿 |
五本松の松並木を通り、七曲り坂を下ると、旧奥州街道32番目の宿場・大和久宿に入る。 踏瀬宿からこの大和久宿までは、23町(2.5km)である。 起伏の多い山道のためか、宿間の距離が極端に短めとなっている。 |
大和久宿入口 大和久宿の入口付近左手に大きな「馬頭尊」と「二十三夜」と彫られた石柱がある。 馬頭観世音が馬頭尊となっているのは、珍しかった。 |
山王寺 |
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宿場の中ほどに山王寺がある。承応元年(1652年)の創建とのこと。 写真左手のクロマツは、枝や幹が地面を這うよう姿から「臥竜の松」と呼ばれ、 樹齢約200年とのこと。 福島県の中通りは殆どがアカマツで、海岸線に多いクロマツが、 ここで植栽されているのは珍しい例である。 右の枝垂れ桜は樹齢120年とのこと。 この寺の裏手にある日吉神社で毎年6月に行われる「天道念仏踊り」は、 矢吹町の無形文化財に指定されている。 太鼓、笛の囃子に合わせ、青年男子が輪になって踊るもので、 「きみょうちょうらい」、「かみがたくだり」、「さよのなかやま」の3曲を 素手または手拭いを用いて踊る様だ。 |
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大和久・執心地蔵尊 |
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街道左側に執心地蔵尊12体が保存されている。 写真左端の未だ新しい黒い御影石の石柱には「大和久宿跡 執心地蔵尊」と 大きく彫られてあった。 |
新町公園 大和久宿を出ると、左側に公園があった。新町公園である。 大和久宿と次の中畑新田宿との中間にあり、トイレも整備されている。旧街道に隣接する数少ない公園で、街道ウォーカーにとっては、まさに嬉しいオアシスであった。 なお、ここの子供用コンビィネーション遊具は、矢吹町内では最大のものとのことであった。 |
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