紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 76
郡山・安積町〜38笹川宿
Hitosh
東北新幹線 |
JR東北本線、水郡線を順番に渡り、最後にこの東北新幹線のガードを潜る。 そして、小さな川、荒川に架かる蛍橋を渡ると、奥州街道38番目の宿場笹川宿に入る。 笹川は、応永6年(1399年)、鎌倉公方足利氏満の子満直が派遣され、 館・篠川(ささがわ)御所が築かれたところである。 |
熊野神社 |
笹川宿入口にある熊野神社。 応永27年(1421年)、足利満貞(あるいは満道とも)の治世のおり、 紀州熊野大権現より分霊されたもので、篠川御所の守護神であった。 この先右側にある高瀬稲荷のある辺りが、篠川御所跡である。 |
熊野神社、古道標 左写真は、熊野神社境内にある石碑群、一番右には足尾山と彫られてあった。 足尾山(627m)は茨城県の桜川市真壁町にある山で、筑波山、加波山と並んで、古くから信仰登山の山であった。山頂には足尾神社があり、足の神として信仰を集めていたようだ。 |
38笹川宿 |
笹川宿の中心部である。 この街道右手にある高瀬稲荷神社は、篠川御所跡に建てられたという。 |
笹川宿町並み 笹川の町は、今での違い、赤瓦葺屋根が目に付くようになる。通りがかりの人に聞くと、地元産の瓦だという。 赤瓦は、山陰を歩いている時に、石州瓦(島根県旧石見国)の甍の波が印象的であった。また、沖縄の赤瓦(あかがーら)も有名であるが、ここ笹川でも赤瓦の家並みが続いていた。 |
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