紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 80
小原田〜郡山宿入口
Hitosh
香久山神社 小原田宿旧家の横道を入ると香久山神社がある。前述の小原田小学校の北側に隣接した神社である。 奈良の天の香久山に関連があるのであろうか。古くからある神社で、秋の例大祭には、「浦安の舞」が奉納され、子供・大人神輿が町内を練り歩くという。 |
小原田宿枡形 |
そして、小原田宿の出口付近の枡形である。 写真の左の木の陰に小原田郵便局があるところだ。 |
円寿寺 |
旧街道左側に、円寿寺がある。この境内のベンチで休憩させていただく。 丁度、庭の手入れをしていた人に話を伺う。 郡山の本尊巡礼の48番目の阿弥陀如来である「石造浮彫阿弥陀三尊塔婆」は、 郡山市の重要有形文化財に指定されているとのこと。 また、寺有の「絹本着色真宗系太子略絵」も重要文化財に指定されている。 この太子略絵とは、聖徳太子の事跡を絵で書いたもので、多くの人に見やすく、 また持ち運びしやすいように縦型の掛軸に描かれたものだ。 鎌倉時代末期から室町時代のものと推定されている。 さらに、近くの七ッ池で出土した唐の「二彩浄瓶」は、なんと国指定の重要文化財とのこと。 正倉院の三彩とならび、陶磁史上きわめて貴重なものとのことであった。 |
JR東北本線踏切 やがて、JR東北本線の「第4奥州踏切」を渡ると、住所は郡山市小原田から本町と変わる。 旧甲州街道41番目の宿場・郡山宿のあった処だ。 |
41郡山宿枡形 |
東北本線の踏切を渡り少し進むと、郡山宿の枡形(クランク型道)となる。 この辺が郡山宿の南の入口であったようだ。 往時は木戸が設けられていたという。 |
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