紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 102
本宮宿・百日川〜大玉村
Hitosh
百日川 |
本宮宿の北の木戸跡を抜けて、この百日川に架かる「えだのさわはし」を渡る。 百日川は本宮市の北端の川で、大玉村の小高倉山(615m)山麓を源流として、 この先で阿武隈川に合流している川である。 |
石塔群 街道右手に常夜灯と石仏群。 手前左は馬頭観世音であった。 |
堀切の湧水・水神宮 |
街道右手、富ヶ峰(318m)の裾に、綺麗な湧水と水神宮(右奥の石柱)があった。 この辺から次の大玉村にかけては、安達太良高原の裾野にあり、湧水の多いところである。 古くから名水として名のある湧水は、織井の清水、玉井の井戸、下町清水、井戸沢清水、赤坂清水、北ノ内清水、谷地清水、山崎清水、原清水等々。 |
大玉村 旧街道 |
ここで、本宮市から大玉村に入る。昭和30年に大山村と玉井村が合併して出来た村だ。 二本松市、郡山市と本宮市に囲まれた村で、 安達太良山の裾野に広がる開折扇状地に集落と耕地が広がっている。 大玉村は、平成の大合併が進み、現在では安達郡で唯一の自治体(村)となってしまった。 しかし、この大玉村は、旧石器時代や縄文、弥生などの遺跡や古墳が 確認されただけでも約120ヶ所もあり、県下で有数の遺跡密集地帯となっているのだ。 それこそ、原始・古代から開けた地域なのである。 |
頌徳碑 小川利兵衛翁の頌徳碑で、昭和14年に建立されたものだ。 碑文によると、大山村字南小屋の山中に住み、各地を巡歴しては難病者に施術し、全快したものが十余名に及んだが、料金を一切受け取らず無料で行った。59歳で亡くなったとき、この慈善的功績に対し、施術を受けた者達で碑を建て、その徳を頌したとある。 |
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