紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 103
二本松・薬師
Hitosh
二本松市境 |
大玉村から二本松市薬師に入る。ちょうど此処がその境界である。 車の殆ど通らない静かな街道であった。 |
薬師堂 街道右手の小高い山の上にに薬師堂がある。説明によると、現二本松市西町の農夫太郎左エ門が、延宝5年(1677年)正月2日に霊夢を見て、村人と山に入り尊体を掘り出した。 その穴から泉が湧き出し、これを温め浴したところ病気が治り、「薬師の湯」と呼ばれるようになった。 太郎左エ門は、この山頂にお堂を建立、薬師堂を開山創立した。そして法名を天心とし、堂守りに生涯を捧げたとのこと。 |
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霊泉 薬師堂への階段の途中にある、薬師の湯の源泉から引いた霊水である。「この霊水は飲めません」と書かれた看板が一際目立っていた。 写真右の石柱は「参道」と書かれた道標で、その左は彫刻から推定すると、江戸時代中期の庚申塔のようであった。 |
旧街道/薬師 |
薬師の集落である。 この道が旧街道であるが、この先で現県道355号線(須賀川二本松線)に合流している。 |
杉田宿 |
旧道から県道に合流し、薬師の坂を下っていくと、 右前方に奥州街道46番目の宿場杉田宿の集落が見えてきた。 |
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