紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 109
二本松・本町〜JR二本松駅
Hitosh
二本松神社前 |
二本松神社での参拝を済ますと、再び旧奥州街道に復帰する。 神社前は、宿場の中心であり、かつ門前町としても栄えていたことであろう。 今は二本松の中心商店街となっている。 |
二本松駅前通り |
二本松神社を出て、右折しすぐ左折すると、正面に二本松駅が見える。 今日は、この駅前通りにある、アーバンホテル二本松(写真中央)に宿泊する。 二本松で唯一のホテルである。 |
JR二本松駅 |
JR東北本線の二本松駅である。 開業は明治20年で、現在の駅舎は昭和51年に、丹羽10万石の城下町に相応しく、 二本松城をイメージした建物で、東北の駅百選に選ばれている。 ホテルにレストランが無く、駅前の食堂で、熱燗をやりながら夕食を取った。 駅前にコンビニがあり重宝した。 |
二本松・本町中心街 |
翌朝6時30分にホテルを出発。まだ殆ど車も人も通っていなかった。 写真は、弘化2年(1845年)創業の老舗の菓子屋・玉嶋屋である。 玉嶋屋の本練羊羹、志保閑満(しおがま)と書かれた大看板が誇らしげであった。 この羊羹は丹羽氏によって、徳川将軍家への献上品であった。 また、志保閑満は、しその葉を混ぜ込んだ干菓子で、伊達藩の銘菓しおがまに勝るものを 作れという丹羽氏の命で作られたものであった。 出来栄えがよかったので、丹羽氏が菓子名を志保閑満とした由。 老舗が軒を並べ、往時を偲ばせてくれる一画である。 |
菓子屋 こちらは、立派な店倉の御菓子処日夏(ひなつ)で、明治21年創業とのこと。日洗心亭、二本松羊羹と書かれた大きな看板を出している。 日洗心亭は、二本松城にあった茶室で、墨絵の御茶屋と呼ばれていた。その名を冠した菓子名(最中)である。 また、二本松銘菓となっている玉羊羹は、前述の玉嶋屋や、この日夏でも製造販売していた。 |
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