紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 116
渋川〜48二本柳宿入口
Hitosh
旧街道/渋川 |
油井町を抜け、轟川を渡ると、二本松市渋川に入る。 前方に、旧奥州街道48番目の宿場であった二本柳が見えてきた。 |
吾妻連峰 |
街道左前方に、雪を被った吾妻連峰が見えてきた。 西吾妻山(2035m)を最高峰に西大顛(だいてん)、東大顛、一切経山、家形山、 中吾妻山、東吾妻山、高山など2000m級の峰々を吾妻連峰と呼んでいる。 山名の謂れは、一切経山や家形山の山容が、四阿(あずまや)造りに 似ているからのようだ。 なお、手前のテレビアンテナが建ったいる山は、笹森山(650m)である。 NHK福島放送や、県内の民法テレビ局、FM局のアンテナが集中している。 福島県の中通りの中・北部地域の大半をカバーしているという。 |
48二本柳宿枡形 |
二本柳宿の入口付近である。 この先で、街道は左に直角に曲がっている。 二本松市渋川字二本柳地区で、かつての二本柳宿のあったところだ。 |
旧屋号 何軒かの家の軒先には「奥の細道二本柳宿」と書かれた標識がたっており、そのおのおのにはかつての屋号と説明が書かれてあった。 この家は、かつては鍛冶屋で、鋤や鍬等の農具の他、家庭用小物を作って販売していた。 |
馬下し観音 |
二本柳宿の枡形を抜けると、右側に馬下し観音がある。 説明によると、戦国時代初期、修験者がこの世の平穏と、 この地の安泰を祈願し十一面観音菩薩を安置した。 あるとき、この前を馬に乗ったまま通ろうとした武将が、不意に馬から下ろされたという。 それから武将はもとより、大名に到るまで、必ず馬から下りて平安無事を祈願してから 通るようになったとのこと。 右側の大浄地蔵菩薩はこの世を清め、人々の幸せを守る守地蔵尊とのこと。 約700年前のもので蓮華座地蔵尊は珍しいようだ。 |
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