紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 97
本宮・瀬戸川~村山
Hitosh
山田橋/瀬戸川 |
仁井田の集落を抜けると、街道は下り坂となり、正面に瀬戸川に架かる山田橋が見えてくる。 下の写真は山田橋より上流を見た写真だ。瀬戸川は阿武隈川支流の河川である。 諸説があり確かではないが、この山田橋近辺が、人取橋の古戦場であったようだ。 天正13年(1586年)、伊達軍と反伊達である佐竹氏、葦名氏らの連合軍との激戦が繰り広げられたところである。 |
積達騒動鎮定之遺跡 街道左手に、積達騒動鎮定之遺跡碑が建てられている。碑文によると、寛延2年(1749年)の稲作は平年の四分作という不作であったが年貢割付は例年通りのため、農民達は作況を調査して年貢を軽減するよう嘆願したが聞き入れられず、大槻村から始まり、約1万8千人の農民がここ仁井田下の原に結集して気勢をあげた。 そのとき、冬室彦兵衛が間に入り、調停し、流血の事態を回避して、年貢軽減を実現させたとある。 |
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遠藤金三郎翁頌徳碑 さらに進むと街道左手に、大きな遠藤金三郎翁頌徳碑がある。養蚕で功績のあった仁井田村の人だ。 此方は大正5年9月に建立されたものである。 |
旧街道/仁井田村山 |
街道右手に、旧街道が一部であるが残されてあった。 この写真の奥は阿武隈川である。 この辺から次の宿場・本宮宿にかけての旧街道は阿武隈川のすぐ傍を通っている。 |
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