紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 151
桑折・諏訪〜桑折宿入口
Hitosh
桑折宿枡形 |
旧奥州街道53番目の宿場である桑折宿入口の枡形である。 ここで左折し、桑折寺の前で右折とクランク形の道となっている。 |
火防不動尊/宝積寺 |
桑折宿枡形の最初の角を曲がったとこにあるのが、 この火伏防不動尊の幟の建っている宝積(ほうしゃく)寺である。 鎌倉時代後期の長野善光寺様式の銅でできた仏像が安置されている。 この背後には諏訪神社がある。 伊達氏が城の守護として、創建した神社だ。 |
馬頭観世音、いぼ神様 |
参道沿いにある古い馬頭観世音と、いぼ神様だ。 もっとも,、このいぼ神様はいぼいぼの岩を安置しただけのものだ。 その他、境内に足尾神があり足腰の守護と書かれてあった。 余談であるが語源辞典によると、疣(いぼ)は米粒に似ていることから「いひぼ(粒)」で それが略されて「いぼ」となった。 なお、「い」は「出る(いずる)」の下を略したものとのこと。 |
桑折寺 |
枡形の出口付近にあるのがこの時宗桑折寺である。 伊達氏の分家である桑折氏の菩提寺で、永仁5年(1297年)に開山された。 写真左の桑折寺山門は西山城門を移したもので、向唐門(むかいからもん)形式のものだ。 福島県の重要文化財に指定されている。 桑折宿の北西の山にあった西山城は伊達氏の居城であったが、 天文17年(1548年)に、伊達氏15代である晴宗はこの城を廃城にして米沢に移った。 晴宗は伊達政宗の祖父に当たる。 |
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