紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 167

国見・貝田〜宮城県境




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国見・貝田


貝田番所跡

貝田宿出口にある枡形の最初の角を左に曲がったところに、貝田番所跡がある。
かつては、口留番所と呼ばれていた。

仙台藩と境を接していた為、旅人の通行を厳しく取り締まっていた。
なお、出入口を押さえるという意味で、口留番所と称していたようだ。



最禅寺

枡形の2番目の角に、曹洞宗最禅寺がある。

この手前を旧街道は右折して、奥州街道56番目の宿場で、
仙台藩最初の宿場越河(こすごう)宿へ向かっていた。

最禅寺の参道には多数の庚申塔が集められてあった。



国道4号線/貝田

最禅寺の前の道より、国道4号線に合流する。

東京より292.8kmとの標識である。
これは国道の距離であるので、実際の旧街道とは異なっている。
今、集計してみると、実際の歩行距離は329.1kmであった。
約12%、旧街道の方が長くなっている。

因みに東北本線の営業距離は、東京駅と貝田駅間で294.9kmとなっている。
鉄道と国道は、ほぼ同じ距離であった。

この辺の標高が170mで、この切通しの左上の木陰の中の白い建物がJR貝田駅である。


JR貝田駅
  JR貝田駅は東北本線で福島県最北の駅だ。当初は貝田信号場として、大正11年に開設したこともあり、国道4号線からの接続道路も狭いし、駅前広場のようなものもない。
  貝田駅として開業したのは昭和27年である。


福島県、宮城県境界

JR貝田駅の前を過ぎると、福島県と宮城県の県境となる。
標高は230mと高くなってきた。

前方に見える高架は東北自動車道だ。

ここから、福島県国見町から宮城県白石市に変わる。



(福島県国見町貝田)
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歩行略図
貝田宿〜越河宿〜馬牛沼



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