紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 180

白石・斎川〜道祖神社




Hitosh



白石・斎川


斎川・古道標

国道4号線に合流して、少し進むと左側に、元治元年(1864年)に建立された
馬頭観世音の横に古道標があった。
正面には、「距仙台元標十四里」と刻まれてあり、
左側面には「磐城国苅田郡」と刻まれてあった。

ここから仙台までは14里(約56km)である。
明治22年に設置されたものだ。



国道4号線

東北新幹線のガードを潜ると道は緩い狐を描いた坂道となっている。
この少し手前に標識があり、東京より301kmと書かれてあった。

前方に形の良い青麻山(あおそやま、799.5m)が見える。
昔は大苅田山と呼ばれ、山岳信仰の対象であった。

頂上の展望台よりは、眼前に蔵王連峰がパノラマ状に大きく広がって見えるところだ。



斎川道祖神社

街道左手に斎川道祖神社がある。
以前はご神体は露出していたが、明治9年の明治天皇行幸の時、社が造られたとのこと。

道祖神はさいのかみ、さえのかみ(障の神、塞の神)とも呼ばれ、悪霊が村に侵入するのを防ぎ、通行人や村人を守る為に村境や峠、辻などに祀られた神だ。
みちの神、たむけの神、峠の神とも呼ばれるようだ。

右に湯殿山、古峰神社と彫られた石塔があった。

ご神体
  社の中を覗いてみた。ご神体は立派な多数の陽石であった。巨大なものから小さいものまで多数祀ってあった。。
  普通は男女の双体紳が多いが、ここはすべて陽石であった。
  その他、社に入りきれない陽石が、社の横や下に祀ってあった。


(宮城県白石市斎川)
1003/1009

写真が一部表示されない場合は、「ページの更新」(F5キー)、又は「画像の追加」(右クリック)を行うと表示されます

前へ 目次 次へ

歩行略図
馬牛沼〜斎川宿〜白石宿



街道写真紀行


悠々人の日本写真紀行

TOP 北海道 東 北 関 東 中 部 近 畿 中国四国 九州他

Hitosh


inserted by FC2 system