紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 192

蔵王町・宮〜松川




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蔵王町

宮大橋/松川
  かつて奥州街道59番目の宿場・宮宿を出ると、松川に架かる宮大橋を渡る。次ぎの宿場は陸奥陸前・金ヶ瀬宿で、刈田郡から柴田郡に変わる。
  なお、明治元年、宮宿のある刈田郡までは磐城国に所属し、明治4年平県となり、明治9年に宮城県に移管されている。


松川上流側

松川に架かる宮大橋より上流を見た写真である。写真左端の山は青麻山(800m)だ。

松川は蔵王連峰を源流とする川で、白石川に合流している。
この橋から、前方に見える段差堰あたりは、大形のヤマメやサクラマスが釣れるという。


協同和楽
  宮大橋を渡ると左側の土手に「協同和楽」と彫られた大きな石碑がある。他は小さな文字が刻まれてあるが、風化して読めなかった。
宮城ニコンプレシジョン
  松川を越えると左側に、葛{城ニコンプレシジョンがある。ニコンのカメラをF時代(一眼レフカメラ、ニコンF))から何台も愛用しているので、Nikonの看板を見たときは親しみを覚えた。
  ここではカメラではなく、液晶露光装置用ユニットの製造を行っているとのことであった。


山家安治君頌徳碑

街道右側に「山家安治君頌徳碑」がある。

碑文によると、明治43年の豪雨で松川が氾濫して、付近一帯が荒地となったのを、弱冠25歳の山家安治がこれを憂い、組合員を動員して整地したとあった。

旧街道は、この先で国道4号線に合流している(蔵王向山交差点)。



(宮城県刈田郡蔵王町宮字町、新大除、三間茶屋)
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