紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 203

柴田町・東船迫




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柴田町


旧街道

船迫(ふなばさま)の薬師堂から街道を下ると、正面に国道四号線の交差点が見えてきた。
この道の左側にはゴルフ場(表蔵王国際ゴルフクラブ)、柴田高校のあるところだ。

この柴田高校は宮城県で普通科の他に、初めて体育科のクラスが
設けられたことで知られている。



白石川・一目千本桜

国道4号線の交差点(高校前)を渡ると、街道は再び白石川沿いの道となる。
住所は柴田町大字東船迫となる。

桜並木(一目千本桜)が見事であった。



東船迫・記念碑

東船迫にある船迫公民館の前に奥州街道の標柱と、説明板、
土地区画整理記念碑があった。

それによると、この辺は立派な松並木が残されていたが、
太平洋戦争時の軍用資材(松根油用)として伐採されてしまった。

今は名残の松として、一本だけ残されているという。
背後の丘の上には貴船神社(山王公園)があり、古い石塔が集められてあった。

また、柴田町は8世紀初めの柴田郡役所に使用された鬼田瓦窯跡や、
250基を越える円墳(上野山)、100基余りの横穴墓のある森合横穴古墳群など
縄文時代以降の遺跡が多数あり、古代から船迫は多くの人口を抱えた地域であった。



船迫一里塚跡

白石川の土手の部分に一里塚跡碑があった。

街道の両側の塚の上には杉の木が植えられていたようだ。

なお、柴田町には一里塚が3ヶ所あったとのこと。
船迫字二本杉(前述)、ここの船迫内余川、そして次の四日市場一里塚である。



白石川下流

白石川の土手に上り、下流側を見た写真である。
正面の山は、阿武隈高地北端手前の三門山(204.9m)である。


(宮城県柴田郡柴田町本船迫、東船迫)
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