紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 211

岩沼宿・竹駒神社〜馬検場址




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岩沼市

竹駒神社楼門(随身門)

岩沼宿の枡形を抜けると、すぐ左手にあるのが日本三大稲荷の一社、
竹駒神社(旧称武隈明神)だ。

尤も、総本宮である伏見稲荷大社では地域により異なる為、
三大稲荷の三社を限定することはしていないようだ。

竹駒神社の由緒によると、承和9年(842年)、小倉百人一首にも名を連ねている
小野篁(たかむら)卿が陸奥国司として赴任した際、
伏見稲荷を勧請して創建したと伝えられている由。

写真は入口にある立派な楼門(随身門)で、文化9年(1812年)に建立された、
総欅材使用している。江戸後期の秀作とされている。


竹駒神社向唐門
  竹駒神社の向唐門で、天保13年(1842年)に創建1千年を記念して造られたものだ。楼門と同じく、総檜素木造りとなっている。
  総檜、素木造りでは、県下最大の建造物とのこと。  


竹駒神社社殿

竹駒神社社殿で、拝殿、幣殿、本殿が一体となっている。

前の社殿は、仙台藩5代藩主伊達吉村によって造営されたが、
平成2年に放火によって焼失し、現在の社殿は平成5年に再建されたものだ。

祭神は倉稲魂神(うかのみたまのかみ、稲荷神)、保食(うけもち)神、
稚産霊(わくむすび)神である。



馬事博物館

竹駒神社の境内に馬事博物館が出来ている。
竹駒神社の初午大祭(旧暦の2月の初午から7日間行われる)に引続き100日間、
ここで馬市が開かれたとのこと。
幕府や南部藩からも馬役人がきて取引が行われた。

後に伊達藩により、100日は50日に変更された。
また岩沼は大正の初期には軍馬三大購買地の一つとして名を馳せていた。

博物館には、それら馬市関係の蒐集品や参考品が保管展示されている。
馬事博物館の前に馬検場址碑(右写真)が建立されている。

 

(宮城県岩沼市稲荷町)
1004/1011

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