紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 219

名取市・65増田宿




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名取市
飯野坂踏切
  館腰遊歩道より旧街道に復帰すると、すぐにJR東北本線の踏切である。踏切の名称は、旧奥州街道を横切っているから、そのものずばりの「奥州街道踏切」となっている。


増田川

東北本線の奥州踏切を越えると、
目の前に未だ新しいアクセス鉄道仙台空港線(平成19年開業)のガードがある。

JR名取駅から分岐してSAT仙台空港駅に至る全長7kmの空港連絡鉄道だ。
もっとも、すべての列車はJR仙台駅と直通運転となっている。

下の川は増田川で、左の鉄橋はJR東北本線のものだ。



増田橋

増田川に架かる増田橋を渡ると、奥州街道65番目の宿場・増田宿だ。

増田川は、名取市五社山(296m)北西部を源流として、名取市を横断し、
この先で貞山運河・広浦に合流している川である。



65増田宿・町並

街道はここで緩やかに左にカーブしている。かつての枡形の痕跡であろうか。

この辺からが旧奥州街道の増田宿であった処であるが、今は町並みがつながっていて、
境界はわからなくなっている。

資料によると、増田宿は街道の中央に水堀が通い、所々に小橋が架けられていた。
街道の両側には一軒屋敷(間口7間、奥行30間)と半軒屋敷(間口3.5間、奥行30間)の
家が立ち並び、妻向い街村型の宿場となっていた。



鶴見屋の蔵

街道左側にある鶴見屋の2階建のなまこ壁土蔵倉庫は、明治10頃に建てられたものだ。

鶴見屋は江戸時代中頃の創業とのこと。
現在は、食品やガソリン、灯油等の販売を行なっているようだ。


(宮城県名取市飯野坂、増田)
1005/1012

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歩行略図
増田川〜増田宿〜中田宿〜名取川〜笊川



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