紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 252

仙台・69七北田宿・新町


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仙台・泉区

69七北田宿

七北田川を渡ると市名坂地区に入る。
奥州街道69番目の宿場・七北田宿のあったところだ。

七北田宿は当初は七北田村に置かれ、後に南側のここ市名坂村も加えられ、
七北田村側を上町、市名坂村側を新町、下町と呼んでいた。


明治天皇碑
  宿場に入ってすぐ左側の善正寺入口に、明治天皇御駐輦址碑がある。この寺で休憩されたようだ。
善正寺
  無量山善正寺は、浄土真宗の寺で、慶長10年(1605年)に開山された。
  境内には南無阿弥陀仏と彫られた、寶暦5年(1755年)の石搭がある。宝暦飢饉の時の供養塔で、七北田だけで餓死者300人余を出したという。
  なお、宝暦飢饉は、天明、天保飢饉とあわせ仙台3大飢饉と言われている。


二柱神社

善正寺の先、街道左側に二社神社がある。
当地豪族の国分氏の氏神で、仁和多利(にわたり)大権現として、
領地であった市名坂、七北田、北根、野村、上谷刈、古内、松森、鶴谷村の総鎮守であった。

二和多利神は東北地方に広く分布している民族神で、百日咳や用水の守護神でもある。

伊達氏の時代の寛文2年(1662年)に、現在地に移転され、
明治になって、祭神をイザナギ、イザナミ命として二柱神社と改名された。



七北田宿新町旧家

七北田宿市名坂の旧家である。
かつては、本陣、制札場、馬継ぎ場があったというが、確認できなかった。



(宮城県仙台市泉区市名坂)
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