紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 283

大崎・古川小野〜羽黒山公園


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古川小野

国道4号線

田尻川を渡ると、古川荒谷から古川小野地区に変わり、
旧街道は国道4号線と合流する。


羽黒山公園
  国道に合流して、すぐ左にある丘陵地が羽黒山公園となっている。春の桜と、秋の彼岸花の名所だ。
  特に彼岸花は、南面一体に群生し、10〜15万本もあるとのこと。
羽黒山公園石碑
  羽黒山の頂上には大きな石碑がある。「恵水不尽」碑と、左側の「忠魂碑」である。
  その他、園内には旧古川市の水道記念碑もあった。  

「恵水不尽」碑によると、元禄年間(1688〜1704年)、伊達藩の新田開発政策として
小野地区の千枝の湖(大崎湖とも)を干拓し、約百ヘクタールの水田が造成された。

従来の用水溜池と化女沼を改修し用水源として、開拓された新田に用水路を築いた。
その功績と、長年に風雪により、用水路としての機能が低下していたので、
大改修を行なった記念碑である。

左側の「忠魂碑」の揮毫(きごう)は、陸軍大将鈴木荘六である。
見事な筆跡であった。
氏は元治2年(1865)生まれの軍人で、退役後は帝国陸軍の在郷軍人会会長を務めていた。



石塔群

公園内には文政11年(1829年)の湯殿山や、愛宕山と刻まれた石塔、板碑が
多数集められてあった。

ここには羽黒神社があったが、今は同じ古川小野地区にある村社表刀(うえと)神社に
合祀されている。


国道4号線
  羽黒山公園で休憩をとったあと、再び旧街道に復帰する。
  街道はここで、国道4号線を横断して、反対側の道となる。

(宮城県大崎市古川小野字羽黒)
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