紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 339

平泉町・祇園〜太田川


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平泉町


平泉町祇園

平泉町の佐野の集落を抜けると、街道は現国道4号線に重なり、祇園地区に入る。

ここで、東京日本橋から447.1kmの距離標が路肩にあった。
よく、ここまで歩いてきたものである。

その先の路肩の看板には、平泉ホテル「武蔵坊」と大きく書かれてあった。
如何にも、義経所縁の平泉らしい雰囲気となってきた。


八坂神社参道
  街道左.側に八坂神社(祇園社)がある。長治元年(1104年)創建で、藤原三代の平泉の五方鎮守の内の南方に位置する「南の祇園社」として吾妻鏡に記されている古社である。
  江戸時代までは祇園宮と称していたが、明治8年に、村社八坂神社と改称された。地名(字名)は今でも祇園となっている。
八坂神社拝殿
  八坂神社の拝殿で、祭神は 素戔嗚尊、奇稲田媛命。現在の社殿は寛文6年(1666年)に造営されたものだ。
  なお、当社は国の文化財特別史跡に指定されている由。
雷神社
  八坂神社境内にある雷神社。その他、境内には八幡宮、金華山等の石塔が鎮座していた。


太田川

八坂神社を離れると、程なく、大田川に架かる太田橋を渡る。
写真は、太田橋より下流(東側)を見たものだ。

正面の束稲山(596m)等の山並みと、その手前に北上川と、国道4号線バイパス、
そしてJR東北本線が走っているところである。

この太田川を渡ると平泉の市街に入る。

平泉は北に衣川、東に北上川、そして南がこの太田川の三つの川に
挟まれた丘陵地域で、この3つの川が平泉の天然の要害となっていた。

また、平泉の地名は、丘陵地に泉が多く湧出していることからとの説と、
アイヌ語起原説があるようだ。

なお、太田川は平泉町と一関の市町境付近を源流として、
この先で北上川に合流している河川である。



(岩手県西磐井郡平泉町平泉字佐野、祇園)
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歩行略図
81一関宿〜磐井川〜82山目宿〜JR平泉駅〜毛越寺



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