紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 346

平泉町・高舘〜卯の花清水


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平泉町

高舘義経堂仁王像
  高舘義経堂宝物館にある、一風変わった仁王像。寄せ木造りで彩色の跡がある。大胆疎放な彫刻だ。  


北上川

義経堂の前より北上川を見下ろす。
前方の山は手前が経塚山(519m)、背後の山が束稲山(596m)である。


義経北行コース
  伝説義経北行コースが設定されているのは知らなかった。
  義経は文治5年(1189年)、高舘で自刃したとなっているが、実は義経の影武者で、義経は弁慶らと共に、その一年前に密かに平泉を脱し、北をめざして旅に出たとの伝説が残されている。
  その義経北行コースの起点がここ高舘となっている。
JR東北本線踏切
  高舘のある丘陵を下り、旧奥州街道に復帰するとほどなく、JR東北本線の傍に出る。  この先で踏切をわたり中尊寺方面に向かう。


卯の花清水

JR東北本線の踏切手前右側にある、卯の花清水である。

碑文によると、
「文治5年(1189年)、高舘落城のとき、
主君義経とその妻子の悲しい最後を見届け、死力を尽くして奮闘し、
敵将共燃え盛る火炎の中に飛び込んで消え去った白髪の老臣兼房、年66歳。

元禄2年、芭蕉が、門人曽良とこの地を訪れ、「夏草」と「卯の花」の2句の残した。

白く白く卯の花が咲いている。
ああ、老臣兼房奮戦の面影が、ほうふつと目に浮かぶ。
古来、ここに霊水がこんこんとわき、里人、いつしか、卯の花清水と名付けて愛用してきた。

行き交う旅人よ、この、妙水をくんで、心身を清め、渇をいやし、
そこ「卯の花」の句碑の前にたたずんで、花に涙をそそぎ、しばし興亡夢の跡をしのぼう」
と刻んであった。



(岩手県西磐井郡平泉町平泉字柳御所)
1012/1107/1110

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歩行略図
JR平泉駅〜柳之御所跡〜中尊寺〜瀬原〜白鳥



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