紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 389
北上市・相去町往還西〜岩の目



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相去

相去往還西

北上浄化センター正面から北上すると、如何にも旧街道らしい道筋となる。

この辺の、地名は相去町(あいさりちょう)往還西(おうかんにし)となっている。
往還は街道の意味であり、この辺が街道筋であったことからの地名であろう。

また、相去は南部藩と伊達藩で境界を決める際に、北と南から同時に進み、
出会ったところを境界としようと決めたことによるそうだ。

この先に南部藩伊達藩の境界塚がある。



奥州山系

街道左手に見える山並は、焼石岳(1548m)、天竺山(1318m)、経塚山(1373m)、
駒ヶ岳(1130m)等である。

この辺は、西の奥州山系と東の北上山系の丘陵に挟まれたところとなっている。



岩の目公園

やがて、街道は下り坂となる。
この右手に小公園(岩の目公園)があるところだ。

ここは千田力之助の屋敷があった処で、この屋敷で明治天皇が明治9年の東北巡幸、
明治14年の北海道巡幸の際に休憩された。

記録によると、その時、千田家へは金拾五円の御下賜があったとのこと。

明治天皇行在所碑
  岩の目公園の中ほどに明治天皇行在所碑が建っている。
  見晴らしの良いところで、この右の崖下から湧き出る清水を明治天皇に御膳水として差し上げ、以来この清水は御膳水と呼ばれるようになった。


桜の老木

坂を下ると前方が開け、刈り入れ前の稲穂の波となっている。

その田圃を背に、一際大きな桜の老木がある。
木の根元には、古い己巳供養塔と庚申塔が立てかけてあった。


(岩手県北上市相去町往還西、岩の目、丙午)
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