紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 405
花巻城下・豊沢川〜双葉町



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花巻城下


国道4号線交差点

花巻城下の南関門である同心屋敷から旧奥州街道に復帰する。
前方に国道4号線の交差点が見えてきた。
旧街道は、このまま直進である。

右手の赤い建物は真言宗の天龍山偏照院(へんじょういん)である。
天台宗白楽院と、高野山大師教会子安講岩手県支部を前身として、
昭和26年に開山した、まだ新しい寺院である。



豊沢川上流側

国道4号線を渡ると、すぐ豊沢川に架かる豊沢橋を渡る。

豊沢川はナメトコ山(850m)南東麓を源流とする川で、花巻市東部で北上川に流入している。
上流には豊沢ダムがあり、花巻市の水田の灌漑用と、市民の飲料水用として利用されている。


豊沢一里塚(錦塚)
  豊沢川を渡ると、左側の民家の前に一里塚跡の標識がある。
  日本橋より130里(510.9km)の一里塚で、高さは15尺(4.5m)もある立派なもので、城下町花巻の表玄関に威容を誇っていた。別名錦塚とも呼ばれていた。 


豊沢枡形

一里塚跡を通過すると、豊沢枡形となる。
旧街道は、ここで直角に左折となる。


松庵寺
  豊沢枡形を左折すると、正面に松庵寺(しょうあんじ)があり、街道はここで右折となる。
  松庵寺は浄土宗の寺で、阿弥陀如来座像は、宝暦11年(1761年)、京仏師左近の作とのこと。 

境内には、文化12年(1815年)等の餓死供養塔群が建っている。

松庵寺は、江戸時代の凶作・飢饉などの際には、施粥釜(せがゆかま)を据えて
救済に当たっていたようだ。

また、高村光太郎所縁の寺としても知られており、境内には記念碑が建っている。


(岩手県花巻市桜町、豊沢町、双葉町)
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