紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 407
花巻城下・花城町〜大手門



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花巻城下

花巻市役所
  上町の交差点を抜けると、正面に花巻市役所がある。街道は、ここで右折である。

花巻市は人口約10万人で、盛岡市、一関市、奥州市に次いで県内で人口の多い市だ。

昭和29年に花巻町と、湯本、湯口、矢沢、太田、宮野目の各村が合併し、市制を敷いた。
その後、平成18年に、隣接した石鳥谷町、大迫町、東和町と合併して、
現在の花巻市となっている。



花巻城大手門跡

花巻市役所の前を右折すると、正面に花巻城大手門跡が見えてくる。

ここが、花巻城の正面入口であった。



花巻城時鐘

大手門跡にある花巻城の時鐘である。

正保3年(1646年)、南部氏28代目の城主重直が、盛岡城の時太鼓を鐘に改めた時、
時鐘として作ったのであるが、小さいので花巻城に移したものである。

明治維新までは、二の丸(現花巻小敷地内)にあったが、ここに移され、
午後6時に打鐘して時を報せている。

なお、この時鐘は、当時の冶工鈴木忠兵衛、忠左衛門によって造られたもので、
市の指定文化財に指定されている。


花城尋常小学校跡
  19世紀中頃の絵図をみると、この辺は舘小路と云い、武家屋敷が軒を並べていたようだ。
  花城尋常小学校は男子校で、昭和12年に学校組織が変わり、男子も当時の女子用の花巻尋常小学校(現花巻小)に通うようになった。
  花巻小と言えば、あの宮澤賢治の卒業した学校である。


城内藩撥奮場跡

変則の四差路となっている。
本丸跡方面は正面の細い道である。

左端の軽乗用車が駐車している左側に、「城内藩撥奮場跡」の標識があった。
花巻の私設文武学館が藩に献納され、撥奮場と呼ばれていたようだ。


(岩手県花巻市花城町)
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