紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 409
花巻宿・一日市町〜四日町
Hitosh
後川・本丸橋 花巻城二の丸跡を抜け、花巻宿に向かう。正面の細い道が街道筋である。 この写真の右側に花巻城の北側を流れる北上川支流の後川の本丸橋がある。 |
江戸時代は、二の丸に八通り(和賀・稗貫2郡の北上川筋にある8地区、 総石高約8万石)の年貢米を収納する土蔵があった。 ここに集められた年貢米は後川、北上川から川舟で江戸に向けて運搬されたという。 |
花巻宿・一日市町 |
奥州街道86番目の宿場・花巻宿の中心部である。 ここに、御仮屋(本陣)や旅籠、制札場があり、盛岡藩はもとより、 八戸藩、松前藩主一行の宿泊地となった。 花巻城下の町人町の中心で、城代の北松斎が四日町、川口町(旧八日市)と この一日市(ひといちまち)町の所謂花巻三町を開き、定期市が開かれた。 裏町には、大工町、鍛治町などの職人町を作られた。 花巻三町は、現在の花巻市の中心街となっており、松斎は花巻開町の祖であった。 花巻まつりは、町民が北松斎を敬慕して山車を作り、町内を練り歩いたのが始まりである。 |
四日町枡形 一日市町から四日町に変わるところである。ここで、道は左に入り、「しんきん」の看板の背後を右折となる。 |
四日町・明治天皇御聖跡 |
四日町に入ると、左側に小広場がある。 右手の木の標柱には、「花巻城下町発祥の地、四日町、一日市町」と書かれてあった。 写真左奥の石碑は、明治天皇御聖跡碑である。 |
明治天皇御聖跡碑 説明によると、 明治天皇は花巻には明治9年と14年の2度訪れている。 1度目は一日市町の渡邊家に、そして2度目はここ四日町の伊藤家に宿泊されている。到着は午後の3時で、出発(御発輦)は朝の7時と8時であったようだ。 |
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