紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 420
花巻市・87石鳥谷宿
Hitosh
好地一里塚 |
街道左側の三又美容院の手前に好地(こうち)一里塚跡碑がある。 丁度、宮沢賢治の肥料相談所跡の街道を挟んで斜め前だ。 説明板によると、江戸より133番目(523.7km)の一里塚で、 頂上には欅が植えてあった。 今は、一里塚の痕跡は全く無いが、昭和26年頃まではこの場所にあったようだ。 |
87石鳥谷宿下町 |
好地一里塚を過ぎると、石鳥谷(いしどりや)宿下町となる。 前方の信号はJR石鳥谷駅口の交差点だ。 石鳥谷宿は、仙台側から下町、中町、上町と分かれている。 他の街道では、江戸や京都方面が上町となるが、 ここは南部藩、盛岡方面が「上」となっている。 花巻から次の日詰(ひづめ)郡山までの宿駅が無く、間隔が開きすぎていたので、 ほぼ中間のここ石鳥谷に宿場が設けられた。 殆ど、人家の無い場所であった。 当初は西側の段丘の上に集落が造られたが、延宝6年(1678年)に ここに伝馬所が造られ、伝馬20頭、人足20人が常備された。 同時に市が、10日、20日、30日に開かれ、酒蔵も2軒できた。 |
JR石鳥谷駅前通り |
JR石鳥谷駅前通である。 前方に見えるのが、石鳥谷駅だ。 その背後の大きな建物は石鳥谷小学校である。 石鳥谷駅は明治26年開業で、東京駅から511.4kmの距離である。 |
古民家 左側に、蔦の絡まる古民家があった。 |
老舗藍染屋 こちらは、藍染物屋「たきうら」で、創業は明治42年とのことだ。 左側の看板には「藍染、きもの、名入染物、和藍(わらん)、染屋たきうら」と書かれてあった。和藍とは、和風の藍の意であろうか。 |
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