紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 424
紫波町・南日詰〜五郎沼



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紫波町


南日詰、山吹橋

紫波町(しわちょう)犬淵から南日詰に入り、山吹川に架かる山吹橋を渡る。
山吹川は小さな川であるが、意味深な川名だ。

どうやら、砂金にまつわる川名のようである。

紫波町は有数の砂金生産地であった。
この地域を支配していた樋詰俊衡が、頼朝に侵略された時に樋爪館を焼き払い、
砂金をこの川に投げ捨てた。
その時、川が山吹色に輝いたと言う伝説が残されているようだ。



五郎沼南端

山吹橋を渡ると、左側に大きな沼・五郎沼がある。
桜の名所、白鳥飛来地として知られた沼だ。

奥州藤原氏初代清衡の孫・樋爪太郎俊衡、五郎季衡兄弟の館が近くにあり、
五郎が小さいとき、よく沼で泳いでいたことから五郎沼と呼ばれるようになったとか。

写真右手の白い建物は、東北TKR鰍セ。
カーナビやカーオーディオ、デジカメ等の組立やPCB(プリント基板)の実装を
行なっている会社である。



五郎沼・北端

五郎沼の北端より撮影したものだ。

この写真の右手には、中尊寺で藤原泰衡の首桶から見つかった種より
復活された古代蓮が植えられてある。


樋爪館入口
  沼の西側の遊歩道である。この先に蓮園と樋爪館跡のあるところだ。
  「世界遺産登録おめでとう、平泉を岩手から世界へ、岩手県紫波町」と書かれた真新しい幟が沼畔で、風に靡いていた。
  ここも奥州藤原氏所縁の地である。

(岩手県紫波町・南日詰)
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歩行略図
花巻市・JR石鳥谷駅口〜紫波町・JR日詰駅口



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