紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 442
盛岡城下・南大通〜鉈屋町


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盛岡城下


盛岡城下・南大通

北上川の明治橋を渡り、盛岡城下の入口である南大通に入る。

古い家並みや、鉤型に曲げられた道筋など、今でも城下町らしい雰囲気を漂わせている。



円光寺

街道右側にある円光寺。
寛文年間(1661〜72年)に創建された浄土宗の寺院である。
写真の本堂は、元禄年間(1688〜1703年)に再建されたもの。

本堂手前の夫婦カツラは推定樹齢300年で、盛岡市指定天然記念物に指定されている。

この寺の右側(南側)に隣接した蔵が盛岡藩の米蔵・御蔵である。
市の指定有形文化財となっている。


米内光政墓碑
  円光寺にある米内光政の墓碑。盛岡出身の内閣総理大臣である。
首塚
  円光境内にある首塚。元禄年間、キリシタンとしえ捕らえられ、打ち首となったた材木商・岩井与一郎の首塚である。
  娘、お蓮が闇に紛れて父の首を盗み出し、円光寺の住職に父の供養を頼み、その後自首した。
  南部家30代であった行信は、罪は罪としながらも父子の心に打たれ、お蓮を側室として迎えいれたとのこと。


鉈屋町町並み

鉈屋(なたや)町に入る。
如何にも城下町らしい町名である。

右の店は「こうじ屋細重酒店」だ。
もとは麹屋であったが、今は酒店で、
店の中にはカウンターがあり、お酒を飲めるようになっている。

所謂コップ酒で、盛岡ではこれを「もっきり屋」というそうだ。
気軽にコップ酒を楽しむ店の意味である。

なお、「もっきり」は「盛り切り」が訛ったようだ。

左側の店は「酒亭萩」の看板が架かっている店である。


(岩手県盛岡市南大通、鉈屋町)
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