紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 459
盛岡・玉山区川又〜門前寺


Hitosh



盛岡市・玉山


柳平分岐

正面に大きく岩手山が見える。

このまま真っ直ぐ進み、北上川に架かる岩姫橋を渡り、約1.7km進むと、
いわて銀河鉄道の滝沢駅のあるところだ。

旧街道はここで右折し、北上川の左岸(東側)を進む。
標識には、前方「滝沢分れ」、右「岩手町、玉山」と記されている。



湖畔自然公園

左側に北上川四十四田ダム湖の湖畔自然公園が整備されている。

北上川ダム総合管理事務所が作成した未だ新しい案内板であった。



岩洞第二発電所

正面に昭和36年に完成した岩洞(がんどう)第二発電所が見えてきた。
岩洞ダム湖より取水し、有効落差86.4m、発電量は8,600kwとのこと。

岩洞ダムは、北上川水系の丹藤川に建設されたダムで、
灌漑を目的とした農業用ダムであるが、水力発電も行なっている多目的ダムとなっている。

上部の第一発電所は41,000kwとのことだ。


笹平大橋
  第二発電所を跨ぐ全長180mの橋である。平成5年に開通したもので、橋の橋柱には、啄木の「一握の砂」より引用された詩が刻まれてある。

  ほたる狩
  川にゆかむといふ我を
  山路にさそう人にてありき

渋民側の橋柱には

    岩手山
    秋はふもとの三方の
    野に満つる虫を何んと
    聴くらむ

と刻まれてあった。


四十四田ダム湖

笹平大橋から四十四田ダム湖を見下ろす。
この湖面の上端にある小さな島(写真上部中央左)が、笹平一里塚である。

増水時には水没してしまうという。
この辺を旧奥州街道が通っていたが、今は歩くことができない。

岩洞第二発電所で発電を終えた水は写真中央の送水管で、
北上川四十四田ダム湖を横断して
対岸の農地の灌漑用として利用されている。


(岩手県盛岡市玉山区川又字赤坂、柳平、門前字越戸、笹平)
1111/1207

写真が一部表示されない場合は、「ページの更新」(F5キー)、又は「画像の追加」(右クリック)を行うと表示されます


前へ 目次 次へ


歩行略図
盛岡市・玉山区川又〜門前寺〜渋民宿



街道写真紀行


悠々人の日本写真紀行

TOP 北海道 東 北 関 東 中 部 近 畿 中国四国 九州他

Hitosh


inserted by FC2 system