紀行写真集



旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 530
一戸町一戸・浪打峠交叉層


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一戸町


浪打峠

浪打峠一里塚から少し進んだところが、峠の頂上である。

今日は一日、雨が降っている。



浪打峠頂上

浪打峠の頂上である。
少し開けたところに石碑や東小屋が出来ていた。

正面の岩肌が、国の天然記念物に指定されている「浪打峠の交叉層」だ。


浪打峠交差層標識
  右の石塔は、「浪打峠の交叉層、国指定天然記念物碑」と刻まれてあった。
  左の大きな石塔には「北白川宮能久親王御休息地碑」と刻まれてある。北白川宮能親王(きたしらかわののみや よしひさしんのう)は幕末明治の皇族で、伏見宮邦家親王の第9王子、近衛師団長であった人だ。


浪打峠交叉層

この辺りの地質は、
約2300万年前から180年前までの新生代第三紀の門の沢(かどのさわ)層と、
その上に重なる末の松山層からなり、二枚貝、巻貝、腕足類などの海生動物化石を
多く含んでいる。

交叉層(クロスラミナ)は浅い海底で、
潮流などの流れで砂が移動した結果、作られたもの。

ここでは、末の松山層下部の粗粒砂岩層の中に顕著な交叉がみられ、
美しい縞模様を持ち、かつて浅い海底で堆積した地層であることを示している。


明治天皇記念碑
  右側の見晴らしの良い所に、「明治天皇御野立之碑がある。東北巡幸の際に、ここで休憩された。

(一戸町 一戸大越田 大道沢)
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