紀行写真集
旧奥州街道ぶらり徒歩の旅 534
二戸市・石切所村松〜福岡在府小路
Hitosh
村松八幡宮 |
村松消防小屋の裏手にある村松八幡宮の参道である。 もとは九戸政実の守護神、別の場所にあったが、 参詣に不便とのことで、天保10年(1839年)に現在地に遷宮した。 八幡宮は清和源氏の氏神とされ、 広く武人の守護神となり、全国に勧請されている神社である。 |
松村八幡宮拝殿 八幡宮の拝殿。 社殿は、明和年間(1764〜1772年)に南部利雄により建造されたものであったが、昭和37年に立て直されたものだ。 |
石切所村松集落 |
村松集落の中心部。 左側の重厚な建物は「エンドウ」と書かれてあった。 |
石切所馬作目 |
村松の集落を抜けると、石切所(いしきりどころ)字馬作目(うまさくめ)となる。 街道は、ここでS字型にカーブしている。 かつての村境にある枡形であろうか、 このカーブを越えると、旧石切所村から福岡地区となる。 福岡は元の二戸郡福岡町。 九戸城下町で、奥州街道93番目の宿場・福岡宿のあったところだ。 昭和30年に石切所、爾薩体(にさつたい)、御返地(ごへんち)、 斗米(とまい)の4村と合併、 昭和57年に金田一村と合併し二戸市となった。 |
福岡在府小路 |
福岡地区に入ると、急坂となる。 久府(くふ)坂と言うようだ。 右側の道は九戸城方面で、福岡松ノ丸地区となる。 九戸城の西側腰曲輪の松ノ丸跡である。 この辺に、九戸城の大手門があったとのことだ。 松ノ丸には、現在、大作神社、九戸政実神社、呑香(どんこう)稲荷神社が鎮座している。 旧街道は、左の急坂(久府坂)をこのまま下る。 前方の集落が福岡宿である。 また、写真右側の地名は福岡字在府小路で、九戸城の家臣達が住んでいたところだ。 |
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