紀行写真集
福山街道 4
松前町・福山城~松前神社
Hitosh
桜前線標準木 |
松前城天守閣前にある、桜前線本道上陸標準木(染井吉野)。 ここ松前公園の桜は、江戸時代から続き、今では250種1万本となっている。 毎年、4月下旬から5月中旬にかけ、「さくらまつり」が開催される。 品種には、早咲き、中咲き、遅咲きがあり、長い期間楽しめるようになっている。 また、130品種を揃えた、桜見本園も整備されている。 なお、松前町の町花はサクラで、 町の木は、松前の町名に由来してマツとなっている。 松前は、対馬海流の影響で、北海道で最も年間平均気温が高く、 温暖な気候で、夏の雨量は比較的多く、積雪量は少なく、寒暖差も少なく、 北海道としては恵まれた気象条件となっている。 |
鎌倉翁顕彰碑 |
桜前線本道上陸標準木の傍にある 松前桜の育ての親・鎌倉翁顕彰碑。 もともとは、江戸時代に地元の商人や京の都から輿入れした藩主の奥方、 参勤交代の際の侍らが持ち帰ったサクラを植えたものであった。 それを、大正10年頃より約50年間、松前桜を育て、 多くの品種を造りあげた人とのことだ。 さらに、昭和20年代からは、 地元の小学校の教諭であった浅利政俊氏が 全国からサクラを収集して、品種改良に努め、 現在のような、見事なサクラの里としたようだ。 |
福山城天守閣と内濠 |
本丸跡で、 内濠と天守閣、その右側が本丸御門である。 |
福山城案内板 |
松前公園の中にある、国指定史跡福山城の案内板である。 文部省、松前町が設置したもので、 日本最北に位置し、最後の遺構として昭和10年に国指定遺跡に指定された。 中央部の青い部分が、内濠(上写真の)である。 |
松前城北ノ丸跡、松前神社 |
本丸から濠を挟んで北側にある北ノ丸跡である。 今は、松前神社となっている。 祭神は、松前藩の始祖である武田信廣である。 当初は松前氏の氏神神社であったが、 明治14年松前神社として社殿を建立。 現在の神明造りの拝殿は、大正12年に再建されたものだ。 |
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